印刷で差がつくのは実は「**推奨サイズ**×**解像度**×**トリミング**」。年賀はがきの実寸から逆算して、まずは1181×1748px(300dpi)を目安に。スマホ写真でも余裕があれば十分に高精細で仕上がります。
年賀はがきの基準サイズ(mm → px換算)
印字範囲(約100×148mm)を300dpiで換算すると、基準は1181×1748px。これを下回ると拡大時にぼやけやすく、上回ればトリミングの余裕が生まれます。
| 想定用途 | mm | 解像度 | 推奨ピクセル | 
|---|---|---|---|
| 最低限 | 100×148 | 200dpi | 787×1181px | 
| 標準(推奨) | 100×148 | 300dpi | 1181×1748px | 
| 安心(トリミング余裕) | 100×148 | 350dpi | 1378×2039px | 
スマホ写真は足りる?主要機種の“余裕度”
最近のスマホは4000×3000px級が一般的。つまり1181×1748pxを大幅に超過しており、等倍〜軽いトリミングなら問題なし。注意点は過度な拡大と強いフィルタです。
| 機種例 | カメラ解像度(px) | 余裕度(1181×1748比) | 
|---|---|---|
| iPhone(12/13/14/15クラス) | 4032×3024 | 十分な余裕(等倍OK/軽いトリミング可) | 
| Android一般(12MP〜) | 4000×3000前後 | 十分な余裕(等倍OK/軽いトリミング可) | 
| 旧機種・SNS保存画像 | 1920×1080 等 | 縦長構図ならギリギリ。拡大でぼけやすい | 
トリミングで“画質を落とさない”3ルール
- 拡大率は1.2倍まで:被写体を大きくしたいときは、なるべく元から近寄った写真を。
- 顔まわりに余白:頭上は5〜10%、左右も少し余裕を。断裁・テンプレ位置ずれの切れ防止。
- 比率はテンプレ準拠:横構図なら16:9〜3:2、縦なら2:3を基本に。テンプレに合わせると文字被りも回避。
銀塩とインクの違いと解像度の体感
銀塩はハイライトの階調が滑らかで、光沢が活きる写真向き。一方高精細インクは発色が自然でマット系にも合い、文字併用の多い年賀状で扱いやすい傾向。どちらでも300dpiを目安に、テンプレに沿った余白とトリミングが仕上がりを決めます。
仕上がりを1段上げる最終チェック
- +0.3EVの明るさ:暗いと感じたらまずは+0.3〜+0.7EV(白飛びしない範囲)。
- シャープネスは控えめ:輪郭強調のかけすぎは紙面でカリカリ見えに。
- プレビュー等倍確認:目や髪、衣服の繊維などディテールを100%で確認。
関連:写真が暗い?+0.3EVの明るさルール|関連:写真が“映える”余白とフォント|関連:写真をきれいに仕上げる撮り方・サイズ比較
まとめ
年賀の推奨サイズは1181×1748px(300dpi)。スマホ写真でも余裕はあり、要はトリミングと余白設計。銀塩/インクの違いは好みと用途で選び、最終はプレビュー等倍で仕上げを決めましょう。
まずは公式の作例で明るさとレイアウトを確認|Rakpo/用途別No.1一覧
FAQ
- Q. 推奨サイズは?
 A. 1181×1748px(300dpi)が基準。余裕があればさらに安心です。
- Q. スマホ写真でも足りますか?
 A. 多くの機種で4000×3000px級なので問題なし。SNS保存の低解像度は注意。
- Q. どれくらいトリミングしてOK?
 A. 仕上がり基準を下回らない範囲で。拡大は1.2倍までが目安です。
 
 
 
  
  
  
 

コメント