このカテゴリでは、年賀状を“おしゃれに・上質に・センスよく”仕上げるためのデザイン知識を、初心者向けにやさしくまとめています。
写真の明るさや余白、フォント、色の選び方など、仕上がりを左右するポイントを分かりやすく整理し、2026年のデザイン選びに迷わなくなるよう構成しています。
年賀状のデザインは、派手さよりも「余白」「バランス」「写真の見せ方」で印象が決まります。
しかし実際には、以下のような悩みがよく寄せられます。
- 写真が暗く写る・肌色がくすむ
- 余白の使い方が分からない
- フォントを変えると雰囲気がちぐはぐになる
- 色を入れすぎて雑多な印象になる
- テンプレが多すぎて、どれを選べばいいか迷う
こうした“なんとなくの違和感”を解消するのが、このカテゴリの目的です。
■ 写真をきれいに見せる「余白」と「トリミング」の基本
写真入り年賀状の印象を大きく左右するのが余白の量と位置です。
余白が不足すると窮屈に見え、逆に広すぎると寂しい印象になってしまいます。
- 人物の頭の上に“指2本分”の余白を作る
- 横写真は「左右の余白」を意識して呼吸感を出す
- 背景の明るさで余白の存在感が変わる
特にスマホ写真はトリミング時に暗く見えやすいため、+0.3〜0.7EVの明るさ調整をすると仕上がりが整います。
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■ 上品に仕上がるフォントの「正しい選び方」
年賀状のデザインで最も失敗しやすいのがフォントの選び方です。
文字は“声色”に近い役割を持ち、選ぶフォントだけで印象が大きく変わります。
- 明朝体:上品・静か・丁寧
- ゴシック体:カジュアル・はっきり・元気
- 手書き風:親しみ・柔らかさ
写真入りの場合は、人物のトーンに合わせてフォントを調整すると統一感が出ます。
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■ 失敗しない「色の使い方」とバランスのコツ
色を多く使うほど華やかに見えそうですが、実際には色数が少ない方が洗練されて見えることが多いです。
初心者向けのおすすめは以下の2つ。
- ① 色は3色まで(写真の色+メイン+アクセント)
- ② “薄めの色”を使うと一気に上品に
色が強すぎると、写真の肌色が暗く見えることがあるため注意が必要です。
■ 写真入りが苦手でも安心。“見せ方”を変えるだけでおしゃれに
写真を大きく使うのが苦手な方は、以下のレイアウトが効果的です。
- 小さめの写真を2〜3枚組み合わせる
- 背景色を淡くして余白を広めに取る
- 文字を下部もしくは左側に寄せる
これだけで“落ち着いたデザイン”に見えるため、写真の自信がない人にも向いています。
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■ 結論:おしゃれに見せるのは“引き算”のデザイン
デザインは、足し算ではなく引き算が基本。
大切なのは、写真を主役にしつつ、余白・色・フォントで整えていくことです。
このカテゴリでは、プロの真似をするのではなく、初心者でも迷わず整った印象に仕上がるデザインの法則をまとめています。
「今年は少しおしゃれにしたい」という方は、ぜひ各記事をご覧ください。