年賀状をやめたい。でも、どう書けば角が立たないのか。年賀状じまいで迷うのは、たいていこの一点です。
このページでは、年賀状じまいの文例を、40代・50代・60代・70代以上の年代別にまとめました。手書きで添える短い一言、相手に合わせた言い回し、出す時期もあわせて載せています。印刷で用意したい方のために、年賀状じまいの文面がはじめから入ったデザイン20点も紹介します。
年賀状じまいの文面に入れる3つのこと
年賀状じまいは、付き合いをやめる知らせではありません。年賀状という形をやめるだけです。それが伝わるように、次の3つを入れます。
- これまでのお礼 ─ 長年のやり取りへの感謝を、最初に書きます。
- やめることと、その理由 ─ 年齢、定年、暮らしの見直しなど、理由は一言で足ります。体調のくわしい話は、相手を心配させるので書きません。
- これからのお付き合い ─ 「今後も変わらぬお付き合いを」と添えます。メールやLINEに切り替えるなら、その旨も書きます。
もうひとつ、「どなた様にも」「皆様に」という言葉を入れておくと、その相手だけをやめるのではないと伝わります。このページの文例は、年賀状の慣例にならって、句読点を使わずに書いています。
年代別の文例|40代・50代・60代・70代以上
やめる理由は、年代によって変わります。自分の状況に近いものを選んで、言葉を入れ替えて使ってください。
40代の文例|メールやLINEに切り替える
あけましておめでとうございます
いつも温かい年賀状をありがとうございます
勝手ながら 年賀状でのご挨拶は 今年で最後にさせていただくことにしました
これからはメールやLINEで 近況をお伝えできればと思います
今後とも変わらぬお付き合いを よろしくお願いいたします
40代は、年末に時間が取れない、ふだんの連絡はメールやLINEで足りている、という理由が書きやすい年代です。連絡先を書き添えておくと、相手も返事をしやすくなります。
50代の文例|暮らしの節目に見直す
謹んで新春のお慶びを申し上げます
長年にわたり 年賀状をいただきありがとうございました
子どもの独立を機に 暮らしを少しずつ見直しております
年賀状によるご挨拶は 本年をもちまして どなた様にも控えさせていただきます
今後も変わらぬお付き合いのほど お願い申し上げます
50代は、子どもの独立や仕事の区切りなど、暮らしの節目を理由にできます。まだ早いと思われないか気になるときは、「どなた様にも」の一言が効きます。
60代の文例|定年や還暦を節目にする
あけましておめでとうございます
皆様には長い間 温かいお付き合いをいただき 心より感謝申し上げます
私も昨年 定年を迎えました
これを節目に 年賀状でのご挨拶は 今年限りで失礼させていただきます
これからも変わらぬお付き合いを どうぞよろしくお願いいたします
定年を理由にするときは、仕事だけの付き合いだったと受け取られないように、「これからも」の一文を必ず入れます。還暦や退職を理由にする場合も、同じ形で書けます。
70代以上の文例|年齢を理由にする
謹んで新年のご挨拶を申し上げます
長年にわたり 心のこもった年賀状をいただき ありがとうございました
私も高齢になり 筆をとることが難しくなってまいりました
誠に勝手ながら 年始のご挨拶は 本年をもちまして失礼させていただきます
皆様のご健康とご多幸を 心よりお祈り申し上げます
70代、80代では、年齢をそのまま理由にするのがいちばん自然です。「終活」という言葉を使う方もいますが、受け取る側が驚くこともあります。「高齢になり」くらいの言い方が穏やかです。
手書きで添える、短い一言の文例
文面を印刷しなくても、いつもの年賀状に一言添えるだけで、年賀状じまいは伝わります。はがきの余白に収まる長さの文例です。
- 勝手ながら 年賀状は今年で最後にさせていただきます これからもよろしくお願いします
- 年賀状でのご挨拶は 本年限りとさせていただきます 今後はメールでご連絡します
- 高齢のため 年始のご挨拶は今年で失礼いたします 長い間ありがとうございました
- 来年からは LINEで新年のご挨拶をさせてください
一言だけのときも、お礼か「これからも」のどちらかを入れておくと、冷たい印象になりません。
相手に合わせた言い回し
| 相手 | 言い回しのポイント |
|---|---|
| 友人 | 「年賀状は今年で卒業します これからはLINEでよろしくね」のように、くだけた言葉で構いません。連絡先を書いておきます。 |
| 親戚 | 「どなた様にも」と入れて、親戚の間で差をつけていないことを伝えます。年長の親戚には、ていねいな文面を選びます。 |
| 上司・恩師 | お礼から始まる、ていねいな形にします。理由は「都合により」とぼかさず、定年や年齢など具体的に書くほうが伝わります。 |
| 取引先 | 会社として出すときは「弊社では 年賀状によるご挨拶を 本年をもちまして控えさせていただきます」と書き、今後の連絡方法を添えます。 |
取引先へ出す年賀状の文面は「年賀状 取引先 文例|失礼にならない書き方と相手別テンプレ」にまとめています。
年賀状じまいの文面が入ったデザインを見る(20点)
文例が決まったら、あとは印刷です。おたより本舗には、年賀状じまいの文面がはじめから入ったデザインが20点あります(2026年10月11日時点)。絵柄はふつうの年賀状と同じ干支のイラストで、文面だけが年賀状じまいになっています。受け取った人には、いつもどおりの明るい年賀状として届きます。
カードの会社名・タグ・賀詞・向いている人を押すと、その言葉で絞り込めます。
条件に合うデザインがありません。絞り込みを外すか、別のタブを選んでください。
料金は、30枚を注文したときの印刷料金・はがき代・送料の合計の目安で、宛名印刷は含みません。確認した日は2026年10月13日です。割引の時期によって変わるので、注文の前に各社の公式サイトで確認してください。「PR」は広告リンクを含むことを示します。
見本の文面は3通りです。はがきでの挨拶をやめてメールに切り替えるもの、LINEなどのSNSに切り替えるもの、長年のお礼とともに年賀状を最後にするもの。どれが入っているかは、各デザインの紹介文に書いてあります。
文面は、注文の画面で別の文例に替えたり、自分の言葉に書き直したりできます(一部のデザインを除く)。この記事の文例を使いたいときは、そこで差し替えてください。おたより本舗の料金や注文の流れは「おたより本舗の紹介記事」にまとめています。
年賀状じまいはいつ出す?
年賀状じまいは、最後の年賀状として出すのが基本です。ふつうの年賀状と同じ時期に投函します。2027年用の年賀状は、引受の開始が2026年12月20日で、元日に届けるには12月27日までに差し出すよう案内されています(日本郵便の2026年8月31日の発表)。くわしくは「2027年の年賀状は元旦に届く?最新の配達ルールまとめ」をご覧ください。
年賀状のほかにも、次のような伝え方があります。
- 年賀状を受け取ってから、寒中見舞いで伝える ─ 松の内(1月7日まで)が明けてから、立春までの間に出します。書き方は「年賀状を出しそびれた人へ|寒中見舞いの書き方とデザイン」にまとめています。
- 喪中の年に伝える ─ 喪中はがきに一文を添える方法と、年明けの寒中見舞いで伝える方法があります。喪中はがきの書き方は「喪中のときって年賀状どうすればいい?」をご覧ください。
- 年内にメールやLINEで伝える ─ 相手が年賀状を用意する前に届くよう、12月の早いうちに伝えます。
年賀状じまいのあとに、年賀状が届いたら
年賀状じまいを伝えたあとでも、相手から年賀状が届くことがあります。返事を出さなければならない決まりはありませんが、気になるときは、寒中見舞いでお礼を伝えます。
寒中お見舞い申し上げます
ご丁寧な年始のご挨拶をいただき ありがとうございました
年賀状でのご挨拶は 昨年で失礼させていただいております
今後とも変わらぬお付き合いを よろしくお願いいたします
よくある質問
年賀状じまいは、失礼になりませんか?
お礼と、これからも付き合いを続けたい気持ちを書いておけば、一方的な印象にはなりません。何も伝えずに出すのをやめるより、相手も事情が分かって安心できます。
一部の相手にだけ、やめてもいいですか?
構いません。その場合は「どなた様にも」とは書かず、「年賀状でのご挨拶は控えさせていただきます」とだけ伝えます。親しい相手には、これまでどおり出して差し支えありません。
メールやLINEだけで伝えてもいいですか?
ふだんからメールやLINEでやり取りしている相手なら、それで伝わります。年賀状だけの付き合いの相手や年長の方には、はがきで伝えるほうが確実です。
やめたあとで、また出したくなったら?
再開して構いません。「また年賀状でご挨拶したくなりました」と一言添えれば、相手にも伝わります。
まとめ
年賀状じまいで伝えるのは、やめることより、これまでのお礼です。お礼、理由、これからのお付き合いの3つを入れれば、年代や相手が変わっても形は同じです。印刷で用意するなら、文面が入ったデザインをそのまま使うと、文面を考える手間も省けます。

